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2017年12月05日 01:05

母ちゃん(20)「え?あなたが未来の私の子供なの…?」 俺(27)「そうだよお袋」

母ちゃん(20)「え?あなたが未来の私の子供なの…?」 俺(27)「そうだよお袋」

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引用元:母ちゃん(20)「え?あなたが未来の私の子供なの…?」  俺(27)「そうだよお袋」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1512364977/

1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:22:57.524 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「何を言っているの…あなた誰なんですか」

母ちゃん「あんまりしつこいと通報しますよ…」

俺「時を越えて会いにきたんだ。平成29年から」

母ちゃん「…平成って…?」

4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:23:48.692 ID:TMTQFUs60
昭和かよ

17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:27:31.057 ID:ija9Hgdr0
俺「とにかく時間がない。いまから俺のいうことをよく聞くんだ」

俺「おい、どこ行くんだお袋」

母ちゃん「公衆電話です。不審者は警察に通報しなきゃ」

俺「まってくれ。だったら、俺が本当の息子だってこと証明してやる」

俺「あなたの名前はハルカ。現在20歳。血液型はA型。趣味は裁縫とガーデニング」

母ちゃん「ストーカーですか! あとガーデニングなんてしません」

俺「……そうだった。それは結婚してマイホームを買ってからか」

母ちゃん「なんなんですかあなたは」

22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:30:20.962 ID:ija9Hgdr0
俺「ほかにお袋のこと…ううん」

俺「……そうだ。お袋は足の付根の内側に大きなやけどあとがあるな」

俺「子供のころに婆ちゃ…あんたの母親が誤ってこぼしてしまって大変なことになったって」

母ちゃん「え……どうしてそれを」

母ちゃん「家族しかしらないはずなのに…」

俺「息子だからだ。家族なんだよ。未来で俺たちは家族なんだ」

24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:31:34.674 ID:igU9EIhb0
どこに向かっているんだ!!!

28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:32:51.381 ID:LMdQRrDqd
BTTFかな

30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:33:24.431 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「信じられませんそんなこと。マンガテレビじゃあるまいし」

母ちゃん「私マンガテレビは嫌いなんです」

俺「俺の名前はタカシ!」

母ちゃん「…!」

俺「あなたがずっと、将来子供ができたらつけようとおもっている名前。女の子ならチカ」

母ちゃん「そんな…」

俺「これでも信じられないか。お袋」

34: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:36:11.046 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「で、でも…」

俺「あんたはこのあと、ある男と出会う」

俺「大学の友達と二十歳のお祝いでバーにいくだろ」

俺「その時あんたに話しかけてくる男がいるはずだ」

俺「婆ちゃんからお袋たちの馴れ初めをちょこっと聞いただけだから、具体的にどういうシチュエーションかはしらないけど」

俺「その男と仲良くなってはいけない」

37: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:38:46.326 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「どうして…そんなことまで…」

母ちゃん「確かに、このあとバーに行きます…」

俺「あぁ、旧来の友人であるミチヨおばちゃんとだ」

俺「ちなみにミチヨおばちゃんはアラサーで犬を飼い始めてから結婚をあきらめてずっと独身だ」

母ちゃん「それはどうでもいいわ」

俺「いいか! バーに行くな! 行ったとしても。話しかけてくる男と仲良くなるな!」

母ちゃん「誰なんです、その男の人は…」

俺「そいつは」

俺「俺の親父だ…」

45: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:42:54.416 ID:FKxuZ9W8d
親父と会わなかったらおまえ産まれないよね
例外はドラえもんくらいか

46: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:43:23.650 ID:ija9Hgdr0
俺「親父は一回りも年下のお袋を口説いて、あんたはあっという間に大人の男の色香に籠絡される」

俺「やめておくんだ」

母ちゃん「ちょっと混乱しているんだけど、もし、もしあなたが私の将来の息子なのだとしたら」

母ちゃん「どうやってここに来たの。」

俺「タイムマシンだ。未来なんだからそれくらいある」

俺「タイムマシンで時空を遡ってきた。とある目的のために」

母ちゃん「目的って…なんなの…。私に会ってなにがしたいの」

俺「…それはな」

俺「俺という存在を時空から抹消するためだ」

母ちゃん「え?」

47: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:44:22.006 ID:IAIB1OrmF
……え?

49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:44:29.474 ID:mt+1P05Fd
え?

55: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:48:13.694 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「どういうこと…」

母ちゃん「あっ」

俺「気づいたか。さすがは俺のお袋だ」

俺「そう、その男とあんたが恋仲にならなければ、俺はこの時空に産まれおちることはない」

俺「俺の存在はなかったことになるんだ」

母ちゃん「…嫌よ」

56: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:49:44.629 ID:2BR/WkkU0
急展開

57: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:49:50.934 ID:9GESjrBQ0
わお

62: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:52:17.335 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「よくわからないけど、死んじゃうってことでしょ? 死ぬのはダメ」

俺「死ぬわけではない、俺の存在そのものが最初から無かったことになるんだ」

俺「そこに痛みも苦しみもない」

母ちゃん「初対面だけど、いきなりそんなこと言われて不愉快な思いにないない人はいないわ」

母ちゃん「とにかく、いまは急いでるから、これ以上のお話は聞けません」

母ちゃん「…また今度」

俺「……しかたない。いきなりこんな話をして理解できるわけもないだろう」

俺「とにかく、男とは必要以上の接触をしないでほしい」

俺「あなたの息子からのお願いだ」

母ちゃん「…」プイッ

72: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 14:57:54.841 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「…変な人」

ミチヨ「ハルカこっちよ。今日は楽しみましょう」

ミチヨ「はじめてのお酒だっけ? ほんとあんたって真面目でいい子よね」

母ちゃん「……」

ミチヨ「どうしたの暗い顔して。ドンクライ」

母ちゃん「…ミチヨ。……アラサーになって犬は飼わないほうが良いわ」

ミチヨ「は?」

75: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:01:15.690 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「(この話、ミチヨにしても信じてくれないよね。頭おかしくなったっておもわれちゃう)」

母ちゃん「(大体私だってちっとも信じてないし)」

ミチヨ「ハルカ~、ほら乾杯」

母ちゃん「うん……乾杯」

ミチヨ「成人おめでと~」

ミチヨ「ほら飲んで飲んで」

母ちゃん「あんまり…好きじゃないかも。それに飲み過ぎたらだめだし」

ミチヨ「あんたってお硬いよね。もっとはっちゃけたほうが人生楽しいのに」

ミチヨ「ほら~、あっちの席にイケメンいる~♪」

76: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:01:48.775 ID:FKxuZ9W8d
アラサーも比較的新しい言葉のような気がする

77: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:04:12.747 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「イケメンってなに? イエメンなら知ってるけど」

ミチヨ「イケてるメンズのことよ」

母ちゃん「男前ってこと?」

ミチヨ「男前…とはちょっと違うかな。まぁまぁどーでもいっしょ」

男「やぁ。さっきからこっちをみてどうしたんだい。ラブリーなお嬢ちゃんたち」

ミチヨ「きゃーん、お嬢ちゃんだって」

母ちゃん「はぁ…」

80: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:08:23.227 ID:ija9Hgdr0
30分後


ミチヨ「それで~、この娘ったら20歳なのに彼の1人もいなくって」

男「そうなんだ。ハハハ、こんなに綺麗なのに」

母ちゃん「もー、からかって。ミチヨのほうが可愛いよ」

ミチヨ「ねー、いま彼女とかいらっしゃらないんですか?」

男「いないよ。なかなか奥手でね」

男「君たちみたいな可愛い子なら、お付き合いしてみたいとは思うけどね」

ミチヨ「うっそー、じゃあ私立候補しちゃおっかな」

母ちゃん「……いいんじゃない」

ミチヨ「え?」

母ちゃん「ミチヨ、付き合っちゃえば?」

85: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:12:18.643 ID:ija9Hgdr0
さらに1時間後


男「それじゃ、ミチヨちゃんは僕がおぶるよ」

母ちゃん「ありがとうございます」

男「ええと、2人はアパートにすんでいるんだっけ」

母ちゃん「はい。ルームメイトなんです」

89: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:14:09.580 ID:ija9Hgdr0
男「よし、到着っと」

男「なかなかいい部屋じゃないか。可愛いものであふれているね」

母ちゃん「ミチヨの趣味なんです。この子動物とかかわいいものに目がなくって」

男「……男子禁制じゃなければ、ついでに少し飲み直さないか」

男「ミチヨちゃんは寝ちゃってるけど」

ミチヨ「ぐごー」

母ちゃん「ええと…」


  『その男と仲良くなってはいけない』


母ちゃん「…!」

92: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:16:33.642 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「ごめんなさい。明日は朝から予定があるので」

男「……なんだ。残念」

男「じゃあまたいつか。僕はいつでもバーにいるから」

母ちゃん「はい。ありがとうございました」


母ちゃん「(すごく優しくて良い人だったなぁ)」

母ちゃん「(もうちょっとお話したかった気もするけど、これでいいのかな)」

母ちゃん「(どうしてあんな変な人の言うことを真に受けてるんだろう)」

母ちゃん「タカシ……」

俺「なんだお袋」

母ちゃん「ひっ」

95: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:20:14.630 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「なななっ、なんで!? ここに!?」

母ちゃん「私達の部屋ですよ!?」

俺「バカを言えよ。俺はこの時代に家がないんだよ」

俺「お袋の部屋で世話になって何が悪い」

母ちゃん「どうやって入ったんですか!」

俺「この時代の鍵は構造が単純だからな。ピッキングしやすかった」

俺「針金一本でチョチョイのチョイだぜ。って古いな」

俺「お袋。腹がへった。飯は?」

96: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:21:11.296 ID:I/iTYs8U0
こんな息子やだ

99: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:22:24.985 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「……う、ミチヨちゃんもいるんだけど」

俺「酔っ払って寝てるだろ。朝には出ていく」

俺「夜はとめてくれ。警察につかまったら、身分を証明しようがない」

俺「なんせ俺はこの時代の人間じゃないからな」

母ちゃん「……」

俺「いつものチャーハンでいいぞ。べったべたのな」

母ちゃん「…作ったことないです」

104: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:26:00.059 ID:ija9Hgdr0
俺「うめぇ! なんで昔のほうが料理うめぇんだよ!」

俺「そうか、親父の味覚に長年あわせいで変な味付けになったんだな」

俺「畜生!」バクバク

母ちゃん「おいしい?」

母ちゃん「(なんで知らない人を泊めることになってご飯まで与えてるんだろう…)」

母ちゃん「(警察、通報したほうが……でもここまで色々知られてて報復とかされたら怖いし)」

俺「ごちそうさま」

108: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:27:45.352 ID:ija9Hgdr0
俺「さてと。テレビでも見るか」

俺「お、なんだか懐かしそうな古臭い映像だ」

俺「この俳優、たしか50そこらで脳梗塞で死ぬんだよな~。かわいそうに」

母ちゃん「……」

母ちゃん「あ、あの…」

俺「何だ?」

母ちゃん「……本当のことを教えてください」

俺「話のつづきを聞く気になったか? 一晩くらいは頭の整理していいんだぞ」

母ちゃん「あなたがいるせいで出来ません!」

俺「わかった。質疑応答してやる。なんでも聞いてよお袋」

109: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:28:39.379 ID:DnXWrvT40
なんで母ちゃんにこんな偉そうな口きいてんだ

113: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:30:35.550 ID:HRv/hUpwp
だんだん偉そうになっててワロタ

115: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:30:46.891 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「あなたの本当のお名前は?」

俺「下馬場タカシ」

母ちゃん「下馬場……」

俺「さっきの男の名字と同じだろう」

母ちゃん「ほんとだ!」

俺「あんたはあいつと結婚して俺が生まれる」

母ちゃん「嘘よ! そんなはずない」

俺「いいや。あんたはこのまま行くとあいつと結婚する」

母ちゃん「なんでそんな自信満々にいえるんですか」

俺「俺がここにいるからだ」

117: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:32:28.657 ID:nOneNTs80
しょうみおもしろい

119: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:33:23.356 ID:uWQy1YEep
支援

122: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:34:06.174 ID:ija9Hgdr0
俺「フラグって言葉はしっているか」

俺「のちに特定の状況を引き出すための条件を指す言葉なんだが」

俺「そのフラグが完全に折れていない」

俺「この場合はあんたとあの男の仲だ」

俺「このさきあんたはあの男と再び会って、親密な仲になる」

母ちゃん「……」

俺「昭和人間だとピンと来づらいかもしれないな」

126: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:36:59.724 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「会わなければいいんですよね」

母ちゃん「会わなければ、あなたはここからいなくなってくれると」

俺「ここからではなく、この時空からだな」

俺「ハハハっ」

俺「そうだよ。お袋は俺のいうとおりにしてくれたらいい」

母ちゃん「その…お袋って呼び方やめてくれませんか! 気持ち悪い!」

俺「……じゃあ、ママか? ガキの頃はそうよんでいた気がする」

母ちゃん「う…私にはハルカって名前があります」

俺「わかった。俺としてはかなり違和感があるが、今はハルカって呼ぶことにする」

133: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:42:23.380 ID:EAn27xEW0
あくしろよ

136: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:43:21.721 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「それで、話のつづきなんですけど」

母ちゃん「どうして、あなたは消えたいんですか?」

俺「……消えたいわけではない」

俺「俺だって生きていたい。無論、このさきの展開で死亡するわけではないんだが、そこはまぁ、主観的にな」

俺「消えるも死ぬも俺にとっては等しいが、この時空にとっては大きく違う」

俺「俺の起こした全ての事象が消失するということだ」

俺「俺はそもそも生まれてはいけなかったんだ」

俺「なぜなら俺は、人類史唯一の汚点となってしまうからだ」

142: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:46:58.888 ID:HbHj9Ik70
人類唯一の汚点....だと!?

144: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:47:47.013 ID:ERqihaukx
なんと壮大な!

149: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:49:54.454 ID:ija9Hgdr0
俺「歴史に名だたる王たちも、戦争を引き起こした独裁者たちも、過去数千年、人類を滅ぼすには至らなかった」

俺「だが俺の研究は違った」

俺「俺の率いる研究チームは某国からの命令で人類を滅ぼしかねないある細菌兵器を生み出してしまった」

俺「人を媒介として人へと伝染し、極めて殺傷性の高い細菌兵器だ」

俺「数十億人死んだ」

俺「そして今もなお感染が収まることはない。ワクチンもあるが、開発はとても間に合わない」

母ちゃん「なんでそんなことを…」

159: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:55:22.485 ID:ija9Hgdr0
俺「戦争が起きた」

俺「この時代からほんの数十年後の話だ。きっかけはとある独裁国家がミサイルを他国へと発射したことだ」

俺「俺はその時科学者だった」

俺「ウイルスを軍事利用しようとした某国に依頼されて、研究費のためになんでも作った」

俺「それが、人類を滅ぼすことになるとも知らずにな」

俺「それがあんたの息子の業だ」

俺「という…ことでいいか」

母ちゃん「よくわからないわ」

160: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:55:33.020 ID:MrjmYvxhp
続き頼む

162: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:56:51.825 ID:kAiVEFzFa
有能すぎて俺の知ってるタカシと違う

167: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 15:59:53.692 ID:ija9Hgdr0
俺「無理もない。理解してもらおうともおもわない」

俺「ただこの時空から俺が消えたら俺は満足する」

俺「もちろん、満足感に浸る脳みそも消失してしまうんだがな」

俺「俺が消えれば死で溢れた世界も何事もなかったかのように改ざんされるだろう」

俺「わかるか、ほんの数十年後の事だぞ」

俺「ハルカがまだ初老を迎えるよりも前の時代だ」

俺「想像してみろ。病と飢えと戦果に包まれた世界を」

母ちゃん「そんなこと言われたって…」

俺「そんな世界にしたくなければ、あの男と会うのをやめるんだ」

俺「俺がここにいるということは、こんな話をしてもにわかには信じられず、まだ会う気が有るということだな」

176: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:05:41.268 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「でも消えちゃうのはかなしい」

母ちゃん「こうしていまお話をできる相手が、消えちゃうなんて」

俺「消えたことが認知できないんだ。悲しいと思うことすらできない」

俺「だから、情なんて不要だ」

俺「お袋は優しすぎた。こっそりワクチンを与えたのに、病魔に苦しむ子供に分け与えて、死んでいった」

俺「みんな俺が殺したようなものだ」

母ちゃん「……」

俺「少し眠くなってきた。こっちへ飛んでからどうも頭痛がひどくてな」

俺「あれは欠陥品だ。まともにタイムワープできやしない」

俺「最初に過去の自分をぶん殴って、研究を辞めさせようとも思ったが」

俺「どうやら、同じ自分の存在する過去には飛べないようだ」

188: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:09:46.757 ID:ija9Hgdr0
俺「おふくr……ハルカ、先に寝る」

母ちゃん「どこでねる…? ベッド2つしかないんですけど」

ミチヨ「ぐごー」

俺「そういえば、昔はよく一緒に寝たな。親子河の字になって」

俺「あんな平凡な家庭で生まれ育った俺が、どうしてこんなことになったのやら」

母ちゃん「…今日はベッドつかってください」

母ちゃん「あなたが未来の息子なのかはともかく、真剣に困っている人を見捨てることはできません」

俺「…ありがとう、ハルカ」

俺「お袋はやっぱり昔から優しい人なんだな」

199: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:16:33.356 ID:ija9Hgdr0
 

俺「……」

俺「ハルカ、まだ起きてるか」

母ちゃん「…なんですか」

俺「本当は、他にも俺を消滅させる方法はある」

母ちゃん「そうなんですか」

俺「だけど、俺にはそれは出来ないよ。そんなこと」

俺「何十億人も殺して、結果的にお袋も死なせてしまった俺だけど」

俺「20歳のハルカを……なんて」

俺「おやすみ」

202: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:19:58.643 ID:ija9Hgdr0
ミチヨ「ハルカー、おはよう」

母ちゃん「ううん…おはよう…」

母ちゃん「あれ…? ミチヨだけ?」

ミチヨ「うん。だけって?」

ミチヨ「も、もしかしてあんた私が酔っ払ってるうちに下馬場さん連れ込んで夜を明かしちゃったの!?」

ミチヨ「やっるぅうう!!」

母ちゃん「ち、ち、ちがうよっ!」

ミチヨ「また会いたいよね~、下馬場さん」

母ちゃん「う、う~ん……」

ミチヨ「かっこいいし、頭いいし、お金持ちだし。なんか大人の魅力があるよね」

母ちゃん「そう…なのかな」

206: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:24:21.426 ID:G2f1VHiQK
タカシの存在消えたりしないの

208: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:26:12.941 ID:J/EcY37Cd
まだかな

211: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:27:56.715 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「(タカシ、どこ行ったんだろう)」

母ちゃん「(まさか…!? 消えちゃった!?)」


その頃


俺「いいよな昭和の風景」

俺「平成生まれの俺にとっちゃなにもかも新鮮だが、どこか懐かしい

俺「ノスタルジーに浸るってやつだ」

俺「惜しいなこの風景が数十年でコンクリートジャングルになって、そして瓦礫と死体の山になるなんてな」

俺「お! あの凛とした後ろ姿はお袋…じゃなくて」

俺「ハルカ!」

母ちゃん「あっ、いた!」

216: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:31:53.111 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「探しましたよ」

俺「探した?俺を?」

母ちゃん「そうです。ふらふらされると困ります」

俺「いきなり現れてわけのわからないことばかり吹き込む男なんだ。いなくてせいせいするんじゃないか」

母ちゃん「そ、そんなこといっても」

母ちゃん「警察につかまると困るんじゃないんですか?」ヒソヒソ

俺「なにも悪いことはしてない。すくなくともこの時代ではない」

俺「元の世界ではビンラディン以上の賞金首だが、ここには俺の顔をしるやつすらいないからな」


ミチヨ「あ~、ハルカ! その人だれよ!」

俺「げっ、ミチヨおばちゃんも近くにいたのか…」

218: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:33:23.466 ID:ija9Hgdr0
ミチヨ「おばちゃんって! まだ20歳の学生です!」

ミチヨ「ねぇハルカだれよこの失礼な男」

母ちゃん「ええと…」

ミチヨ「ん…? ジー」

俺「なんですか」

ミチヨ「なんか、あんたらすっごく似てるね」

俺&母ちゃん「!!」

220: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:36:09.523 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「え…?」

ミチヨ「あんたお兄ちゃんいたの?」

母ちゃん「う、ううんこの人は…」

ミチヨ「あー、従兄弟かなにか? こんなに似てるって結構めずらしいよね」

母ちゃん「そ、そうなの! うん、従姉妹のおにいさん。ね?」

俺「あぁ。いつもハルカが世話になってるな」

ミチヨ「やだ~、そんなことないですよ~」

ミチヨ「え~、ハルカにこんな従兄弟いたんだぁ」

ミチヨ「すっごい似てるよ。顔もなんだけど、もってる雰囲気っていうのかな」

母ちゃん「そう…なの…?」

225: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:39:42.343 ID:ija9Hgdr0
ミチヨ「それじゃあたし一限目の講義いくからね。バイビー」

母ちゃん「またね」

俺「どうやら俺とハルカは似ているらしい」

俺「当然だけどな」

俺「遺伝子的にとくに母親と息子は顔立ちが似やすい」

俺「他人からはっきり言われるのは照れくさいな」

母ちゃん「……やっぱりあなたは」

俺「タカシだ」

俺「下馬場ハルカの息子の」


俺「だけど、もうすぐその存在すら無に帰す」

俺「そうなるために俺はここへ来て、ハルカに接触したんだ」

227: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:40:59.651 ID:pIvOz/eFp
すごく楽しいぞ
読んでるだけで漫画の映像が浮かんでくるみたいだ
続けてくれ

228: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:41:46.078 ID:NBPpiJmQ0
読んでるぞ

229: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:42:05.245 ID:ija9Hgdr0
俺「なぁ、いま時間があれば、すこし街を案内してくれない?」

俺「なにもかも目新しくって楽しい」

俺「こんな時代もあったんだなと、全てが感慨深い」

母ちゃん「…わかった」

俺「素直じゃないか。俺は不審者じゃなかったのか」

母ちゃん「なんでもかまいません」

俺「じゃあ朝飯をたべに駅前にいこう。行きつけの喫茶店があるんだ」

母ちゃん「はぁ?」

232: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:44:43.621 ID:ija9Hgdr0
喫茶店


俺「まだあった…っていうのは変だな」

俺「もうある…か」

母ちゃん「なんでここ知ってるの」

俺「お袋と俺の行きつけ」

俺「君のお母さんは女学生の頃から通ってるって、店主に何度も言われた」


店主「いらっしゃいませ」

俺「あぁ、いたいた。若いなぁやっぱ」

俺「すいません。いつものナポリタンで」

店主「はへ? いつもって? ええと、ハルカちゃん…の彼氏?」

母ちゃん「ちちっ、ちがいます!」

母ちゃん「(ちょっと変な行動とらないで)」

237: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:49:39.695 ID:ija9Hgdr0
俺「若いころの親とデートするのは不思議な気分だな」

母ちゃん「デートじゃありません! だいたいおかしいでしょう、仮にですよ、仮に私が親だとしたらデートなんて」

俺「何言ってるんだ。お袋が俺とのお出かけをいつもデートだっつってたろ」

俺「思春期の俺の腕を無理やり組んでさ。若作りなんてしちゃって」

俺「って、あんたの未来の事だよ! 俺のいうことにいちいちポカンとするな!」

俺「バカみてーに口を開く癖は昔からなんだな!」

母ちゃん「身に覚えがないことばかり言わないで下さい!」

俺「どれも時空に事象として刻まれている出来事なんだよ!」

俺「今現在は全く身に覚えがなくても、ふと頭をよぎることがあるかもしれないぜ」

俺「もうすぐ俺にまつわる事柄はきれいさっぱり消えるけどな!」

241: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:53:24.462 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「あなたは消えることは怖くないの?」

俺「昨晩もいったけど、怖いとは思うさ。俺の主観だとそれは死も同然だ」

俺「けどな、命を失うわけじゃないから不思議と人間の体がもつ生存本能は働かないんだ」

俺「だから俺は平然と自分を抹消するための行動をとることができる」

俺「間違っても首に縄をかける勇気があるわけじゃない」

俺「これは自殺ではないんだ」

母ちゃん「……」

母ちゃん「でも…あなたが消えたら悲しむ人も」

俺「いないよ。誰も。消えたことすらわからなくなる」

母ちゃん「そんなの…私は悲しい」

俺「わかんねー女だなぁ」

246: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 16:58:23.141 ID:ija9Hgdr0
店主「お待ちどう。ゆっくりしていってください」

俺「うまい! この味だ! 何十年も同じなんだな!」

母ちゃん「このお店、ずっと未来まであるんだね」

母ちゃん「あんまりはやってないから潰れちゃうのかと…」

俺「お? 未来のことをききたがるなんて、いよいよ俺の戯言を信じるようになってきたか」

母ちゃん「…っ! ち、ちがいます」

母ちゃん「興味本位。あなたの、占いを知りたいだけ」

俺「占い…ね」

俺「母ちゃんさ、働きすぎには気をつけなよ」

俺「40歳くらいのころに胃潰瘍になっちゃう」

俺「あと原付きにも乗らないほうが良いよ。追突事故で程度は軽いけど骨折して」

母ちゃん「……そういう話はあんまりききたくないかなぁ…」

250: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:02:12.339 ID:ija9Hgdr0
俺「何が聞きたい」

母ちゃん「えっと、なにかこれから良いことが起きるかなって」

俺「そうだなぁ……何をもってお袋が幸せだったかは憶測でしかないけど」

俺「うーん……」

俺「いろいろあるなぁ…」

母ちゃん「なになに?」

俺「…やっぱり」

俺「…やめとこう」

母ちゃん「教えてくれないんだ? いじわる」

俺「消える気が失せちまうよ」

俺「自慢じゃないが、お袋は俺と過ごす時間が一番楽しそうだった」

俺「遊園地いったり、一緒に演劇をみたり、ふたりでプールで遊んだり」

俺「それらが全部最初から消えてしまうなんて」

俺「消えて…俺が、お袋の中から…」

252: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:06:28.150 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「タカシくん…?」

俺「悪い」

俺「やっぱ、タイムワープのときの時空の歪みで頭が変になったみたいだ」

俺「いまのは聞かなかったことにしてくれ」

母ちゃん「…」

俺「とにかく、ハルカはもうあの男に会わない」

俺「それだけは守ってくれ」

母ちゃん「…嫌です」

俺「どうして、どうして言うことを聞いてくれないんだ」

261: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:11:43.836 ID:ija9Hgdr0
俺「こんなに頼んでもか! あの人のどこに惹かれたんだ」

母ちゃん「……わからない」

母ちゃん「でも、なんとなく、結婚するならこういう人なのかなって」

母ちゃん「思っちゃったの。あの一晩、一緒にお酒のんだだけなのにね」

母ちゃん「不思議なことばっかり起きてる」

母ちゃん「あなたの話を聞いてると、運命って本当にあるんだって思っちゃった」

俺「運命…」

俺「…時空に刻まれた事象のことか」

俺「どうあっても、結婚するのか…あの男と…」

俺「なら、過去は…改ざん…出来ない…?」

母ちゃん「……」

俺「そんな…バカな!」

268: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:19:20.796 ID:ija9Hgdr0
俺「(タイムマシンで人は過去をおよそ自由に改変できるようになった)」

俺「(だが、改変された事実を誰が外から証明する? そんなこと全てを知る神以外誰も出来やしない)」

俺「(いまこの世界が100億回既に改変されていたとしても人々の記憶はそれに従い是正されて、誰もわかりやしないんだ)」


俺「無駄なのか…俺のしようとしていることは」

俺「(そうだ。心の中ではわかっていた。こんなのただの自己満足で、自分が罪から逃れて、許されたいだけだって)」

俺「俺は…うう」

母ちゃん「大丈夫よ。ママはわかっているからね」

俺「!?」

母ちゃん「あ、いえごめんなさい…私がママになったら、どんな風に子供を励ますかなって…」

272: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:23:08.918 ID:ija9Hgdr0
俺「(だが、諦めるわけにはいかない)」

俺「(何か方法はあるはず)」

俺「(俺さえ消えれば、俺が間接的に奪ってしまった数十億の命も何事もなかったかのように修正されて生きてゆけるはずだ)」

俺「(だがその肝心の方法は…)」

母ちゃん「大丈夫?」

母ちゃん「頭いたいなら、どこかへ移る? 公園にベンチがあるから横になれるよ」

俺「……あぁ」

俺「(俺にとって最も残酷なものでしかない)」

280: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:26:57.367 ID:ija9Hgdr0
近くの公園


母ちゃん「なんだかね。話を信じる気になってきたの」

俺「そうか。ミチヨおばちゃんに似てるって言われたから?」

母ちゃん「違う」

俺「なら俺の話に信憑性があるからか?」

母ちゃん「ううん。それも違う」

俺「ならどうして」

母ちゃん「一緒にいて、なにか思うこと無い?」

俺「はあ…何も。別に母親であるあんたのことを一女性だとはおもえないし。いくら若くて綺麗でもな」

母ちゃん「そういうこと」

俺「…なるほど。お互いに遺伝子が異性としてみることを拒絶している。血の繋がりのあるなによりの証明だな」

284: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:30:45.729 ID:HD8lun28d
おいついた

285: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:31:20.773 ID:4VswymSCa
みてるよー

286: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:32:16.455 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「だからね、あなたのすることを応援する気にはなれなくなっちゃった」

俺「……」

母ちゃん「不思議だね。私がお腹痛めてうんだわけじゃないのに」

母ちゃん「なんかね…あなたが消える消えるって言うたびに、すっごく悲しい気分になるの」

母ちゃん「お願いだから…そんなこと言わないでタカシくん」

俺「お袋…」

母ちゃん「未来のあなたが何をしたかはよくわかりません。きっと許されないことなのでしょう」

母ちゃん「私がどんな死に方をするのかも、これ以上は怖くて聞けません」

母ちゃん「でもね、あなたが無くなってしまうのはそれよりももっと悲しいこと」

291: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:36:52.252 ID:ija9Hgdr0
俺「だからそれは認知すら出来――」

母ちゃん「違うわ」

俺「!」

母ちゃん「私達はいま生きてるの。だから、生きてるうちに悲しむのは当然なの」

母ちゃん「いま悲しくならない道を選ぼうとするのは当然なの!」

俺「……」

俺「昔、同じこと、言われたかもしれない」

俺「どうして俺は、お袋の言うことだけ聞いて生きていけなかったんだろう」

俺「どうして、科学者なんかに……馬鹿げた研究して…」

母ちゃん「仕方ないよ…息子だもの。いずれは巣立つ時が来る」

母ちゃん「でもこうして、また会いに来たんでしょう?」

俺「……あぁ」

俺「(そうか、俺は…)」

俺「(ただお袋に会いたかっただけなのかもしれないな)」

306: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:47:44.923 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「ごめんね。事情もよくわからないで見当違いなこといっちゃったかも」

母ちゃん「私バカだから」

俺「そうだな」

母ちゃん「うう…」

俺「お袋、あのさ」

母ちゃん「なに?」

俺「チャーハン、うまかった。べったべたで」

俺「ずっとそのままでいいからさ。練習とか、すんなよな」

俺「毎週半ドンの昼飯に食わせてやってくれ」

俺「じゃあな…」

313: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 17:53:42.179 ID:ija9Hgdr0
母ちゃん「どこいくの?」

俺「帰る。未来に」

母ちゃん「うそ……」

俺「なんだ? 別れが惜しくなったか」

母ちゃん「そう…なのかな」

俺「大丈夫だよ。またすぐ会えるさ。今度はこんな姿じゃなくて、なーんもしゃべれない赤ん坊だけどな」

母ちゃん「タカシくん…」

母ちゃん「私、どうなるの? タカシくんの記憶をもったままいられるの?」

俺「いや、どうかな」

俺「タイムパラドックスについてはよくわかっていない。だれも過去の改竄に気づけ無い以上、証明しようがないからな」

俺「俺がこの時代でしたことがもしも俺の生きた時代のお袋に反映されているのなら、俺を科学者にはしていない。そういうことになるんだろうか」

俺「現在俺が科学者である以上、あんたからこの記憶は欠落するんだろう」

俺「或いは…いや、そんなことはないか」

321: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:00:54.866 ID:ija9Hgdr0
俺「とにかく。親父と幸せにな」

俺「じゃあな」

母ちゃん「…元気でね。タカシくん」



俺「……う、なんて頭痛だ。二度と試すかこんなもの」

俺「何がタイムマシンだ。理論は完璧なのに、過去へ飛んだ事象を現在で認知できないなら」

俺「なんの意味もない。旅行にも使えんとは…」

俺「はぁ、はぁ…」

俺「これで計画は失敗だ」

322: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:02:32.118 ID:+xNFp7R30
何も覚えてないのか 切ないな

328: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:06:53.251 ID:ija9Hgdr0
俺「せっかく昭和のアイドル歌手に会ってよ、親父にサインのひとつでも土産にもってかえろうとおもったのに」

母ちゃん「また失敗したの? もうやめときなさいってそんな危なっかしいわけわかんない研究」

母ちゃん「おばかさんのやることよ。人が過去を変えられるものですか」

母ちゃん「ひとが変えられるのはその人の生きる現在だけよ」

俺「うるせーな」

母ちゃん「いつまでもひきこもってないで。さぁ、お昼にしましょ」

俺「またべったべたのチャーハンかよ!」

母ちゃん「あんたが毎週食わせろって言ったから作ってるんでしょうが!」

俺「はぁ?」

俺「まあいいや、いただきます」

母ちゃん「召し上がれ。それ食べたら午後から仕事探すのよ」

俺「わかってるっての!! 科学者だろうがなんだろうが俺の天才頭脳なら余裕なんだからな」

母ちゃん「それはダメ」


おわり

330: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:08:10.200 ID:LZIpwR1w0
母ちゃんのおかげでニートになったか

331: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:08:32.052 ID:lWzumzK90

そこそこ面白かった

332: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:08:48.065 ID:GjCl8Fg+a
改変されたのか

333: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:09:22.913 ID:yaJuRIek0
お疲れ
いい作品だった

335: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:09:37.782 ID:AcUO+1OF0
イイハナシダナー

340: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:11:07.935 ID:lXMPv8+w0
お疲れ
面白かった

341: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:11:10.032 ID:AgmX+V7ha
面白かった乙

354: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/04(月) 18:14:01.978 ID:RRBXAw/md
おもしろかった乙

1001: 名無しさん@大艦巨砲主義! 2011/7/24(日) 12:20:40.20 ID:milio


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コメント

1.名無しさん:2017年12月05日 01:08 ID:EhQixUNA0▼このコメントに返信
きも
2.名無しさん:2017年12月05日 01:10 ID:Mi.4obyP0▼このコメントに返信
アホか!
3.名無しさん:2017年12月05日 01:11 ID:isJgUWdb0▼このコメントに返信
昭和の人間にアラサーは通じない…
4.名無しさん:2017年12月05日 01:11 ID:Mi.4obyP0▼このコメントに返信
アホか!母子家庭で中学出てから苦労して働いている若い時の母ちゃんなんか見たくねーわ!
5.名無しさん:2017年12月05日 01:12 ID:Mi.4obyP0▼このコメントに返信
まじキモい
6.名無しさん:2017年12月05日 01:14 ID:Mi.4obyP0▼このコメントに返信
ストーカーとかの言葉知らないでしょ?まじキモい!
7.名無しさん:2017年12月05日 01:22 ID:EWOglEHC0▼このコメントに返信
親殺しのジレンマって奴だな。

過去に戻り親を殺せば自分は消えるかも知れないが、同時に自分が何をしたという事柄が消え去る。

結果は変えられない。
何故ならば、親を殺したなら未来から来た子も消えるが、同時に子が過去の親を殺した事実も消えるからこそ、結局は何も起こらないって奴だ。
8.名無しさん:2017年12月05日 01:24 ID:7.tivWqm0▼このコメントに返信
ひぐらしのなく頃にで、圭一が携帯電話を知っていて違和感があったな。
メイド喫茶はギャグだとしても、あれは推理の一環だったから。

それにしても、このパヨクブログは何がしたいの?
9.名無しさん:2017年12月05日 01:27 ID:S8GEZhjo0▼このコメントに返信
ひさしぶりのSSだな
10.名無しさん:2017年12月05日 01:32 ID:rCi0iYfU0▼このコメントに返信
なんか、ネットに降臨した未来人が言ってた。
「親殺しのパドックス」は起きないんだって。
別の時間線とか世界線 ( パラレルワールドみたいなの )とかに変わるんから。
11.名無しさん:2017年12月05日 01:54 ID:TwWluMVy0▼このコメントに返信
おもしろかった
12.名無しさん:2017年12月05日 02:02 ID:IgshaGI90▼このコメントに返信
イイハナシダナー
13.名無しさん:2017年12月05日 02:04 ID:9OEN.2fL0▼このコメントに返信
ドンクライにワロタw

しかし、27年以上前にイケメンとかアラサーという言葉はないぞ。
14.名無しさん:2017年12月05日 02:19 ID:nPFLfADK0▼このコメントに返信
おれの楽しみは麻薬だけだ。ヤクをつかうとすべてがバラ色になる。
「サラ」
「なあに」
サラがおれを見つめる。サラに見られるとおれの胸に熱いものがこみあげてくる。この気持ちはなんだろう。
「サラ……おれはおまえをママと呼んでいたことがある」
「ばかねえ」
とサラはいって、いらただしい手つきで注射器をおれからうばいとり、自分の腕につきさす。きたない。それはおれのぶんだぞ、サラ。

         「甘やかな月の錆」神林長平


15.名無しさん:2017年12月05日 02:33 ID:jCyRZJvM0▼このコメントに返信
まぁまぁ面白かった。
文才はありそうなので、台詞だけの小説は止めた方がいいと思う。
16.名無しさん:2017年12月05日 02:36 ID:UeeHrNWI0▼このコメントに返信
嫌いではない
17.名無しさん:2017年12月05日 02:47 ID:sbAPKwL.0▼このコメントに返信
本当はタイムマシンなんかないんだ、俺くん

それは空き缶と壊れた掃除機をつないだだけのガラクタで・・・
18.名無しさん:2017年12月05日 02:49 ID:NxTeK2Mt0▼このコメントに返信
えっ、母親を下の名前で...?!
19.名無しさん:2017年12月05日 02:50 ID:NxTeK2Mt0▼このコメントに返信
※18
呼べらぁッ!!!!!
20.名無しさん:2017年12月05日 02:54 ID:Rh8S.1g10▼このコメントに返信
引きこもりにとっては母親が全世界だからなw

逆に言えば、彼らはこういう話しか書けない。
他の人間や社会をほとんど知らないから。
21.名無しさん:2017年12月05日 03:04 ID:vSj7D5PV0▼このコメントに返信
多世界解釈はロマンあるねぇ
22.名無しさん:2017年12月05日 03:04 ID:00IYjioC0▼このコメントに返信
少ししか読んでないけど
当時はストーカーという言葉は一般化してないんだよなぁ
23.名無しさん:2017年12月05日 03:43 ID:GghtG1Ac0▼このコメントに返信
この手の会話だけで成立する話も今では普通になってしまった感があるけど、おっさんには無理だわ。
これ最後まで読めるとかお前ら凄いな。
24.名無しさん:2017年12月05日 04:07 ID:peDM73F40▼このコメントに返信
母ちゃんは未来から来た息子の記憶を保持してたんだな
25.名無しさん:2017年12月05日 04:09 ID:tUuWWnwh0▼このコメントに返信
タイムマシンやめていい
26.名無しさん:2017年12月05日 04:27 ID:5hNdfV1d0▼このコメントに返信
ニートの言い訳。
27.名無しさん:2017年12月05日 04:54 ID:CmFp87Ug0▼このコメントに返信
ええ!?今からタイムマシンを?やってやらぁ!
28.名無しさん:2017年12月05日 05:09 ID:3SbBHCym0▼このコメントに返信
ロケットマンがどうなったか知りたい。
29.名無しさん:2017年12月05日 05:48 ID:Wi04M3aF0▼このコメントに返信
タカシはニートじゃないのかよとか研究辞めろとか思ってたら的中して草
30.名無しさん:2017年12月05日 06:52 ID:tWarMvbb0▼このコメントに返信
自分が生まれる前の母親の姿なんて此方が分かんねーだろ。
31.名無しさん:2017年12月05日 06:55 ID:R.jEO2N10▼このコメントに返信
時間は流れてはいない。
止まった状態で現在・過去・未来が同時に存在している。「スポットライト理論」(米研究)
32.名無しさん:2017年12月05日 07:21 ID:qwIqVCtM0▼このコメントに返信
なかなか面白かった
33.名無しさん:2017年12月05日 07:51 ID:cCYAIqYz0▼このコメントに返信
時代考証が変なのはまあ許そうや、小説と違って取材も編集者の校正も無いんだし
素人が勢いで書いたにしては面白かったよ、だからニートなんかやめて仕事探しな、カーチャンのためにさ
34.名無しさん:2017年12月05日 08:27 ID:X1r1s7QR0▼このコメントに返信
> 河の字

マジかよ、さんずいの人たいへんだな。
35.名無しさん:2017年12月05日 08:30 ID:ofNC7n7p0▼このコメントに返信
ハロワ行けw
36.名無しさん:2017年12月05日 10:53 ID:5hNdfV1d0▼このコメントに返信
タカシが母ちゃんに中◯ししたらどうなるの?「科学者のタカシ」は生まれないんじゃない?
37.名無しさん:2017年12月05日 11:01 ID:War7MNQq0▼このコメントに返信
かあちゃんの若いとき写真みたらけっこうイケてたぞ
38.名無しさん:2017年12月05日 11:55 ID:wnlE6mi50▼このコメントに返信
おれは結構すき
39.名無しさん:2017年12月05日 12:15 ID:BgGiZSwK0▼このコメントに返信
おかーさんを犯かーさん、かと思った
40.名無しさん:2017年12月05日 13:56 ID:RkTp6S4W0▼このコメントに返信
つくづくSFには裏付けを匂わせる知識が必要と思わされたな
仮に歳食ってた物知らずとしても、25歳以下かな…?
平成0年代なら知っててもおかしくない違和感、どう考えても昭和では存在しない単語や言い回しが多過ぎて…
41.名無しさん:2017年12月05日 14:21 ID:6R4mYe.C0▼このコメントに返信
オチが良かった
42.名無しさん:2017年12月05日 15:26 ID:v3m6KAqg0▼このコメントに返信
ニートの癖に上から目絵
母親が可哀相......
43.名無しさん:2017年12月05日 16:11 ID:Y1JqPXgF0▼このコメントに返信
アベノミクス失敗
44.名無しさん:2017年12月05日 16:25 ID:rCi0iYfU0▼このコメントに返信
若いころの母ちゃん、前田敦子に似てた。・・・・名前が。
45.エンアカーシャ:2017年12月05日 19:18 ID:N7fFGvMu0▼このコメントに返信
えっ?、
母親が7歳の時の子供?。
46.名無しさん:2017年12月05日 22:26 ID:D0te03eB0▼このコメントに返信
藤子F先生や星新一っぽく良かった。
47.名無しさん:2017年12月05日 23:02 ID:HHZ3PPPZ0▼このコメントに返信
ストーカーは1995年以降、
イケメンは2000年以降、
アラサーは2005年以降だな
48.名無しさん:2017年12月06日 00:20 ID:Ks6zRwLR0▼このコメントに返信
いや、上手い。なかなか上手い。
49.名無しさん:2017年12月06日 00:37 ID:8o8ecRK.0▼このコメントに返信
てっきり「父親を殺しても自分が消えない!?なんてこった、種が違ったのかー!」的な展開かと思った。
50.名無しさん:2017年12月06日 01:42 ID:kresy.4T0▼このコメントに返信
タイムマシンが出来た時点で色々変わらないのかな?

どの時点で未来が変わるんだろう
51.名無しさん:2017年12月06日 04:19 ID:w1sH1xbQ0▼このコメントに返信
昭和にケンメリという言葉はあったけどな

未来人が過去に干渉して改変出来るのなら人類が生まれる前に我先にと遡って地球を征服する競争が始まって
人類が始まってもいない時代での争いで人類が生まれることもなくなる
絶対時間の流れの中でモジュール的な相対時間で流れる事象が改変されていく
52.名無しさん:2017年12月19日 03:03 ID:4aeCdQp50▼このコメントに返信
細菌兵器なナンセンスっ!wwwwww(笑)
扱いが難しいから絶対に作らせないっ!w
抗体が無ければ核兵器より質が悪いしっ!!wwwwwwwwwwwwwww(失笑)

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